瑚心すくいの地方創生が生き方を創っていく

高齢化社会と人口減少、地方創生の未来を考えます

「分散型ホテル」町の風情味わう

古民家や空き店舗活用

地域に点在する複数の古民家や空き店舗などを宿泊施設として再生し、町ぐるみで観光客をもてなす取り組みが各地で広がっている。分散型ホテルなどと呼ばれ、本格的な宿泊施設がなくても滞在客を呼び込む手法として期待されている。利用者側も、町歩きや周辺の飲食店でご当地料理を楽しむなど、地域の魅力をゆったり味わえる。

共通のフロント施設を訪れると英語も話せるスタッフがチェックインに応じ、商店街の空き店舗や周辺の空き家を再生した様々なタイプの部屋に案内する。宿泊者向けのカードで周辺の銭湯やたこ焼き店など約10店が割引になる。

セカイホテル(大阪市)はこうした宿泊施設を大阪市此花区の西九条で13棟15部屋、東大阪市の布施で5棟13部屋営業する。例えば布施の1棟はかつての婦人服店の看板は残し客室に改装した。時期によるが相部屋タイプが1人1泊3千円から利用できる。

部屋が地域に溶け込み、「日本の日常を味わえる」(利用した米国人)と訪日外国人にも好評だ。提携する老舗喫茶店が閉店を考え直すなど波及効果も出ている。物件をグループ会社が改修・売却して運営を担う仕組みで、22年までに全国10拠点で展開を目指す。

山梨県小菅村